淡雪?純白の花咲き誇る 松江城山公園のナンジャモンジャ

しっとりとした空気の中、静かに咲き誇るナンジャモンジャの花=松江市殿町、松江城山公園
 松江市殿町の松江城山公園で、満開時に淡雪をかぶったように見える珍木「ナンジャモンジャ」が純白の花を咲かせた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で人通りがない中、例年と変わらず凜(りん)としてたたずんでいる。

 東アジアが原産のモクセイ科で、正式名はヒトツバタゴ。国内では長崎県・対馬や愛知県など自生地が限られる。松江城山の木は1940年に朝鮮総督府で森林担当官だった同市奥谷町出身の故・杉坂治さんが、帰国した際に松江市へ寄贈した苗木の一部。

 学名はギリシャ語で「雪の花」。4枚の白い糸状の花びらが折り重なった姿は、枝に雪が降り積もったよう。周囲に甘い香りも届ける。

 例年、松江城に訪れた観光客がこぞって撮影するが、9日は公園内を散歩する市民が時折、姿を見せるのみ。しとしとと小雨が降る中、静かに咲き誇った。

 松江城山公園管理事務所によると、15日ごろまでが見ごろだという。

2020年5月10日 無断転載禁止