大輪の花火のよう 木次で桜塩漬け作り

塩漬けした桜の花を干す「木の花工房」の会員
 桜茶や料理に使う桜の塩漬け作りが、雲南市木次町で行われている。陰干しの作業場には、薄桃色の花が大輪の花火のように並び、かぐわしい香りが漂っている。

 雲南市の花の桜を生かした商品を手掛ける住民グループ「木(こ)の花工房」(吾郷康子代表)が、市内に咲く八重桜「関山(かんざん)」を使い、10年ほど前から製造している。

 4月中旬に摘んだ桜の花約45キロを水洗いし、塩と梅酢で約2週間漬け込んだ。同市木次町里方の作業場で、7日に陰干しを開始。新型コロナウイルスの感染予防のため、換気を徹底するほか一度に集まる人数を減らしており、8日は会員3人が花の形を整えてざるやシートの上に並べた。

 今年の製造量は昨年の半分で、陰干し作業は1週間ほど続く見通し。吾郷代表(71)=雲南市木次町新市=は「一年中楽しんでもらえるように丁寧に作っている。今年もきれいな色に仕上がった」と話した。

2020年5月9日 無断転載禁止