女子ログ 子どもたちがうらやましい

 高校生までは一年がとても長く感じられた。学校の授業なんかが特にそうだ。だいたい始まってから20分たつかたたないかという時間、早くも頭の中は「早く終わらないかなあ」という思いしかなかった。

 長い距離を走ったりするのもそうだが、半分を過ぎたあたりが一番しんどい。それでも、残り10分、もうすぐだと思えば、少しは我慢もできる。

 そんな感じだから、先生の話はあまり頭に入らなかった。ホント上の空だった。学校がとても嫌いというのではないし、もちろん不登校になるもんでもなかった。勉強をしなくちゃいけないことは分かっている。でも教室は退屈でしょうがない。これまで生きてきた中で、中学と高校の6年間が、最も時間の進み具合を遅く感じた期間だと思う。

 その後はというと、時計が一気に速くなった気がする。年を取れば取るほど、一年がどんどん短く感じられるようになっている。

 今、全国の学校が臨時休校している。10代の私だったら、学校に行かないで済むことに、間違いなく狂喜乱舞していただろう。そしておそらく自由で気ままな時間はあっという間に過ぎていく。でもそういうのは、なかなかできない経験なんだよ。私はうらやましい、と子どもたちに伝えたい。

(松江市・ブランチ)

2020年4月25日 無断転載禁止