女子ログ 懐かしい包丁が出てきた

 ちょっと思い立って、台所の道具を整理していたら、懐かしいものが出てきた。幼児用の包丁だ。包丁といっても刃はついていない。バナナや豆腐のような軟らかいものや、レタスの葉などを切るくらいだ。

 娘が通っていた保育園では、この刃のない包丁を使って、子どもたちに食べ物を切らせてサラダを作るなどしていた。そのためもあるのだろうが、娘は結構台所の手伝いをしてくれるし、包丁の使い方も上手だ。

 刃物は危ないとか、火は危ないとかいって子どもの手の届かないところに置いていても、いつかは使えるように教えてあげないといけない。

 それなら、どういう形であれ早いうちに手にした方がいいだろう。安全性はしっかり確保できるから、刃のない包丁というのは、本当にうってつけだったと、娘を見ていて思う。

 引き出しの中を探ってみたらもう一本、刃の部分が細かくギザギザになった包丁も出てきた。そうそう。娘が軟らかめ以外の食材も切りたくなったので、買ってあげたのを思い出した。娘は手先が器用になり、今ではネギやニンジン、ジャガイモなどを切るのは私よりも上手になっている。何より料理が大好きになった。娘を上手に導いてくれた保育園に感謝している。

(浜田市・シコクフウロ)

2020年4月8日 無断転載禁止