「アマビエ」に注目集まる コロナ禍収束に期待

アマビエのブロンズ像を写真に収める家族連れ=島根県隠岐の島町中村
 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、疫病を防ぐ江戸時代の妖怪「アマビエ」に注目が集まっている。水木しげる記念館(鳥取県境港市本町)は、故・水木しげるさんが描いた絵のパネルを出入り口に設置。島根県隠岐の島町にあるブロンズ像を訪れる人が増え、関係者からは事態の終息に期待する声が上がる。

 アマビエは肥後国(現在の熊本県)に現れたとされる、半人半魚の妖怪。疫病などの際、自分の絵姿を家に置けと言ったとされる。

 同館は、感染拡大が本格化し始めた3月中旬、会員制交流サイト(SNS)などで話題になっているのを受けて、紹介パネルを置いた。来館者がパネルを前に記念撮影するようになり、同館で扱っていない関連グッズの問い合わせも相次ぐ。

 人気はブロンズ像がある隠岐の島町中村地区にも広がる。隠岐の島町観光協会には問い合わせが増え、地元住民や観光客が足を運ぶ。

 家族と訪れた同町城北町の平井トミ子さん(76)は「被害がこれほど拡大するとは想像しなかった。なんとしても沈静化してほしい」と願った。

2020年4月4日 無断転載禁止