女子ログ 銀鮭と誕生日

 わが家はよく魚を食べるが、中でも減りが早いのは銀鮭(ざけ)(養殖)だ。塩をふりかける手間もなく、ガスこんろで焦げないように焼けばすぐに早くに出来上がり。乗った脂がジュージューと音を立てているのを箸で皮をパリパリと剥がしながら食べるのがおいしい。これがまた炊きたてのご飯と共に食べると箸が進んで仕方がない。チーズをかけて焼いたり、ちゃんちゃん焼きにしたりするなど、使いやすく簡単な食べ方が多いのでよく食卓に並ぶ。

 一丁前にご飯を食べられるようになった2歳の子どもも焼き鮭が好物だ。ものすごい勢いで食べるので、あっという間にお皿が空になってしまう。一番脂が乗った部位のカマの骨と身を分けるたびに子どもが身を食べるので、せっかく取り分けた身を私が食べられず、悔し涙をのむこともあった。

 そんな銀鮭はスーパーに行くとグラムによって値段が異なる。どのぐらいの量を買おうかと迷うこともある。

 そんなときはよくお手頃価格な数字でもある、3月生まれの自分の誕生日、もしくはその日にちが近いものを選ぶ。たいして意味はないが、自分の誕生日と同じ数字のものを選ぶと何となくうれしい気分になる。

 そんな鮭も食卓に並べれば、たちまち消えてしまうのだろうが。

(鳥取県大山町・茶ノ丸)

2020年3月10日 無断転載禁止