女子ログ Iターンママの強さ

 息子が1歳を過ぎ、私もママ業2年目を迎えた。ママ友も徐々に増え始め、大変ながらも子育てが楽しくなってきた。

 関西出身の私には当初ママ友と呼べる友人はいなかったが、さまざまな子育ての場に顔を出すうちに仲良しのママ友が見つかり、そこから友達の輪が広がり始めた。

 転勤族の多い土地柄か、子育ての場や支援センター、出会うママの多くは鳥取県外出身者だ。県外出身のママほど子どもを連れて遊べる場を常に探しているように思う。

 彼女たちの情報収集力とフットワークの軽さは半端ではない。山陰在住歴の長い私の方が、こんな場所あったの?という情報を教えてもらう。また彼女たちはコミュニケーション能力も高く、地元の人たちともすぐになじむし、サークルなどでも中心的な役割を果たしている。

 正直、彼女たちは自ら望んで山陰に来たわけではない。都会から越してきた人も多く、行くところないよね…とぼやくこともしばしば。でもいつか離れる土地だからこそ、ここでの子育てを目いっぱい楽しんでいるようにも思える。

 マスコミはIターンといえば、自らの意志でこの土地に来て、仕事や町づくりにいそしむ人を取り上げがちだけど、こういう転勤族のママにも話を聞いてみてほしい。いろんな土地を見ている彼女たちだからこそ、客観的でママならではの忌憚(きたん)のない意見が飛び交いそうだ。

 (境港市・みらん)

2020年3月2日 無断転載禁止