松江・白潟で24日「蔵」を活用したイベント

イベント開催に向け、白潟地区の蔵を視察する市民有志=松江市白潟本町
 大橋川と宍道湖に囲まれ海運業が盛んだった松江市白潟地区に残る「蔵」を、まちづくりに活用する取り組みが進んでいる。市民有志が24日、映画館や飲食店として蔵を開放するイベントを企画。積み荷を貯蔵した蔵を、問屋街として栄えた町の一面を伝える地域資源と捉え、関係者は「多くの人に魅力を知ってもらいたい」と、来場を呼び掛けている。

 市が19年12月に白潟地区を含む中心市街地で、地域資源となる遊休不動産を掘り起こす野外調査を実施したことが発端。参加した市民らが同地区に約20棟もの蔵が残っていることを知り、蔵を生かした街づくりの起爆剤にしようと、イベントを企画した。

 イベントは有志8人が発起人となり、24日午前10時から午後3時まで実施。3カ所の蔵を解放し、映画上映や飲食物の提供を行う。空き家や空き店舗を所有する市民を対象とした相談ブースも設置し、新たな起業や商業施設として、蔵の利活用につなげる。スタンプラリーなど、地区内を歩き回る工夫も盛り込む。

 今後も継続的に開催する予定で、開放する蔵を増やして来場者の散策を促す。発起人で、同市大輪町の会社員三木康裕さん(37)は「注意して歩くと蔵の存在感が際立っていることが分かる。たくさんの人に楽しんで町を歩いてもらいながら、リノベーションにつなげたい」とした。

2020年2月23日 無断転載禁止