麒麟獅子舞もっとPRを 観光関係者ら提言

麒麟獅子舞を含むストーリーを生かした地域振興について意見交換する関係者
 鳥取県東部や兵庫県北部に伝わる伝統芸能・麒麟獅子舞を含むストーリーの日本遺産認定を記念したシンポジウムが30日、鳥取市内であった。観光関係者ら6人がストーリーを生かした地域振興について意見交換。核となる麒麟獅子舞については、情報発信の強化や拠点整備が課題に上がった。

 意見交換で、麒麟のまち観光局の石塚康裕事務局長は「まだまだ麒麟の認知度は低い」とし「麒麟」にちなむ2020年のNHK大河ドラマの波及効果に期待。岩美町観光協会の川口博樹会長は、同町大谷地区では中学生の頃から声掛けして担い手を確保するなど伝承の工夫を口にした。

 因幡麒麟獅子舞の会の金谷堅太郎理事は、江戸時代に伝承拠点だったとされる「獅子庄屋」を引き合いに「現代の獅子庄屋を復活させたい」とし、上演や資料常設展示を行う伝承・情報発信の拠点整備を望んだ。

 麒麟獅子舞披露もあり、このうち兵庫県新温泉町の諸寄麒麟獅子舞保存会は、2頭立てで、はやしがにぎやかな諸寄地区独特の麒麟獅子舞を見せ、目を引いた。

 シンポジウムは、鳥取県東部と兵庫県北部の1市6町などで組織する「日本遺産『麒麟のまち』推進協議会」が主催。約200人が聴いた。

2019年12月2日 無断転載禁止