輝らりキッズ B&G全国J、50メートルバタフライ制す

  ノートに書き留め練習

   自己記録更新/優秀選手賞に輝く

    杉浦(すぎうら) 亘(わたる)君(松江・宍道小4年)

練習に励む杉浦亘君=松江市上乃木、島根県立水泳プール
 松(まつ)江(え)市の宍(しん)道(じ)小学校4年の杉(すぎ)浦(うら)亘(わたる)君(9)は、8月に行われたB(ビー)&G(ジー)全国ジュニア水泳競(きょう)技(ぎ)大会小学3・4年生の部50メートルバタフライで優(ゆう)勝(しょう)しました。他にもさまざまな大会で入賞を果たし、さらなる高みを目指して練習に励(はげ)んでいます。

 同大会は、スイマーの聖(せい)地(ち)といわれる東京辰(たつ)巳(み)国(こく)際(さい)水泳場で行われました。初出場で緊(きん)張(ちょう)する中、杉浦君の特(とく)徴(ちょう)である体が柔(やわ)らかいことを生かし、ドルフィンキックで差をつけ、優勝と同時に自(じ)己(こ)ベスト33秒68を更(こう)新(しん)。優秀(ゆうしゅう)選手賞に輝(かがや)きました。

 現在(げんざい)は全国J(ジェー)O(オー)C(シー)ジュニアオリンピックカップ水泳競技大会の出場条(じょう)件(けん)である標(ひょう)準(じゅん)タイムを目指しています。

 杉浦君は5歳(さい)から水泳を習い始めました。顔を水につける練習から始まり、ゴーグルをつけたのは1年後でした。

 小学2年生からバタフライを泳ぐようになり、初めて大会にも出場しました。しかし結果は惨(ざん)敗(ぱい)。他の選手がゴールしていく中、杉浦君は途(と)中(ちゅう)で泳ぐのをやめて立ってしまったそうです。「自分が遅(おそ)くて悔(くや)しかった。そこから練習を頑(がん)張(ば)った」

 すると、今年から大会で表(ひょう)彰(しょう)台(だい)に立てるようになりました。杉浦君の意(い)識(しき)も変わり、週5回の教室以外にも、自主練習でプールを訪(おとず)れるようになりました。寝(ね)る前は体を柔らかくするストレッチやイメージトレーニングを欠かしません。

 毎日練習していて辛(つら)い、友達と遊びたいと思いませんかと聞くと「友達とは学校で思いっきり遊んでいる。練習を休みたいとは思わない。辛いけど速くなりたいから」と向上心は尽(つ)きません。

島根潤ヘッドコーチ(右)から練習メニューの説明を受ける杉浦亘君(左から3人目)=松江市宍道町、松江市宍道B&G海洋センター
 ヘッドコーチの島(しま)根(ね)潤(じゅん)さん(47)は「教室が始まる前に自発的にジョギングするなど意識を高く持っている。人一倍努力している」と話します。

 教室後の迎(むか)えの車内で父の竜(りゅう)太(た)郎(ろう)さん(42)と練習を振(ふ)り返りつつ、コーチから指(し)摘(てき)されたことを「練習ノート」に書き留(と)めることが日課です。他人と比(くら)べず、自分のために泳ぐことが杉浦君のモットーです。

 将(しょう)来(らい)は「オリンピック選手になりたい」。夢(ゆめ)をかなえ、世界の舞(ぶ)台(たい)で泳ぐ姿(すがた)を思い描(えが)きます。(大(おお)野(の)郁(いく)実(み))

プロフィル

【好きな教科】体育

【好きな食べ物】フライドポテト

【趣(しゅ)味(み)】水泳、釣(つ)り、人生ゲーム

【好きな深海魚】ラブカ

【尊(そん)敬(けい)する水泳選手】瀬戸(せと)大也(だいや)

2019年11月27日 無断転載禁止

こども新聞