ボクシング元世界王者の木村悠さん 松江・城北小で「夢の教室」

児童にチャンピオンベルトを見せる木村悠さん
 トップアスリートが子どもたちに夢を持つことの大切さを伝える「夢の教室」が5日、松江市立城北小学校(松江市東奥谷町)であり、ボクシング元WBC世界ライトフライ級王者の木村悠さん(35)が5年生54人に、挫折をバネに世界に挑戦した経験を語った。

 木村さんはチャンピオンベルトを手に教壇に立ち、世界一になるまでの道のりを説明。中学校まではサッカー少年だったが「強くなりたい」と高校から本格的に競技を始め、2年時に国体準優勝に輝いた。2006年にプロに転向し、14年に日本ライトフライ級王座をつかみ、15年に世界王者となった。

 プロ転向後すぐには芽が出ず、引退しようと何度も考えたが、家族からの応援を背に歯を食いしばった経験を話し「ピンチは自分を変えるチャンスだと考えてほしい」と訴えた。児童にパンチの打ち方を指導する場面もあった。

 耳を傾けた西本瑛太くん(11)は「どんなに挫折をしても、諦めなければ高い目標に手が届くと教えてもらった」と話した。「夢の教室」事業は、松江市が公益財団法人日本サッカー協会に委託し、2011年より実施している。

2019年11月6日 無断転載禁止