邑南・阿須那に再びにぎわいを イベント「ぶらあすな」

阿須那地区の新たなにぎわいをつくろうと、風情のある町並みを生かしたイベントを開く実行委員会のメンバー
 旅館や商店だった邑南町阿須那地区の空き家、空き店舗を活用したイベント「ぶらあすな」が4日、地区内である。地元出身者とIターン者が、かつて地域のにぎわいの中心だった街の風情や魅力を伝え、新たな活気をつくり出そうと願いを込めて初めて開催。映画上映、カフェ開設など、多彩な企画で迎える。

 イベントは阿須那地区の20代~40代を中心にIターン者も協力し、実行委員会を組織。村役場の支所や呉服店などもあった目抜き通り沿いの元旅館「斉藤旅館」を主会場に、高齢夫婦の日常生活を描いたドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を上映する。

 このほか、古民家ゲストハウス「ミッケ」でカフェ、元雑貨店「みよしや」ではミニ四駆の走行体験も企画。授乳スペースや休憩所も完備し、幅広い年代が一緒に楽しめるようにした。

 大正時代、牛馬市で栄えた地区は、1947年に約3千人だった人口が現在約700人まで減った。イベント会場となる通りは、空き家や空き店舗が目立つようになり人通りも少ない。

 この地区で生まれ育ち、実行委での代表を務める平龍さん(40)は「小学生の頃は家にいても通りに人の気配を感じ、それが心地よかった」と述懐。「地域の人ににぎやかさを思い出してほしいし、地区外の人には阿須那のファンになってまた来てもらうきっかけになればうれしい」と呼び掛けている。

 映画上映は、午前10時半、午後2時の2回(各回定員30人)。一般800円、中学生・高校生500円。

 問い合わせは実行委、電話050(5207)6176。

2019年10月31日 無断転載禁止