スサマジ 10試合終え2勝8敗 得点力不足 浮き彫り

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックはレギュラーシーズン60試合のうち10試合を終え、2勝8敗で西地区最下位(6位)のスタートとなった。2季ぶりとなるB1の守りの強い圧力に押され、攻撃で苦しんでいる。健闘している守備から攻撃につなげる形を多くつくり、浮上への活路を見いだしたい。


守備圧力強く攻め手欠く

 16日、松江市総合体育館であった滋賀レイクスターズ戦。33-34で迎えた第3クオーター、ターンオーバー5本を喫し、速攻を浴びて33失点。得点は7にとどまった。

 滋賀戦に象徴されるように開幕からターンオーバーが目立ち、1試合平均15・4本と18チーム中2番目に多い。

 鈴木裕紀監督は「B1の守備のプレッシャーが強く、攻める気持ちを持てていない」と攻め手を欠いている原因を分析する。実際、ボールを持っていない選手が厳しいマークをはがせず、ボール保持者が孤立し、守備を崩せずにパスを奪われる場面が見られる。

 さらに、相手守備にずれをつくろうとドライブを仕掛けても圧力に負け、再び1対1の状況になることも。主将の山下泰弘は「フォーメーションにこだわりすぎて状況判断が悪くなり、裏をかく動きができなくなる」と課題を認識する。

 結果、タフショットを打たされ、フィールドゴール成功率は1試合平均40・9%、3点シュート成功率は28・7%といずれも18チーム中17位と、本来の力が出せていない。

 「うちには今、オフェンスの起点がない」と鈴木監督が話すように苦しい状況を打開できる攻撃パターンが少ないだけに、全員で攻撃する意識を持つ必要がある。1試合平均65・1点と18チーム中最下位の得点力の上積みは欠かせない。

 守備は機能している。しつこく体を寄せ、1試合平均76・1失点は18チーム中7番目に少なく、スチールも8・0本で7位。京都ハンナリーズ戦では攻撃の起点になっている外国籍選手を抑え、今季最多78得点で接戦を制した。山下が「うまくボールを回して攻められた」と振り返る守備から連動した攻撃を多く出してほしい。

 本来3人いるはずの外国籍選手が現在2人と苦しい状況は続く。山下は「一人一人が気持ちで負けずにプレーしたい」と巻き返しを誓う。

2019年10月31日 無断転載禁止