足立美術館の入館者数2千万人 さらなる魅力創出を誓う

足立隆則館長(右)から記念品を受け取る仲松朱里さん=安来市古川町、足立美術館
 日本庭園と近代日本画の巨匠・横山大観コレクションで知られる足立美術館(島根県安来市古川町)で16日、1970年11月の開館からの累計入館者数が2千万人に達した。関係者は大台を迎え、さらなる魅力の創出を誓った。

 足立美術館は年中無休で開館。大観をはじめとする近代日本画を中心に、現代日本画、北大路魯山人や河井寛次郎の陶芸など美術品約1500点を所蔵する。

 米国の専門誌で16年連続日本一に選ばれた日本庭園(約16万5千平方メートル)は、主庭の「枯山水庭(かれさんすいてい)」をはじめ「白砂青松庭(はくさせいしょうてい)」など六つの庭で構成。四季折々の風情や周囲の山を織り込んだ借景の美しさで知られる。

 2018年度の入館者数は約65万人で、19年度は9月末時点で前年同期比3.7%増の33万5941人が訪れている。

 節目の来館者となったのは那覇市の会社員仲松朱里さん(26)で、夫や長男、親族ら7人で初めて訪れた。足立隆則館長(72)から大観の代表作「紅葉(こうよう)」の複製画を受け取り「よい思い出になった。子どもが大きくなったら家族で来たい」と喜んだ。

 足立館長は「開館50周年を迎える20年度を前に、大きな節目を迎えることができてうれしい。魅力をより高め、世界に誇る美術館を目指す」と話した。

2019年10月17日 無断転載禁止