地域おこし協力隊の2人発起 長江寺に伝わる精進料理が復活

約3年ぶりに復活する長江寺の精進料理
 川本町湯谷の古刹・長江寺の観光客向けの精進料理が、約3年ぶりに復活する。レンコンを使った「ウナギのかば焼き」、ミュウガとコンニャクを使った赤身とイカのような「にぎりずし」など13品を、地域おこし協力隊の女性2人が、住職の吉村昇道さん(78)から教わった。26日から町観光協会主催の座禅と写経の体験コース(要予約)のメニューで提供される。

 同寺の精進料理は、30年ほど前から県内外の観光客らに提供され、人気だったが、住職一人となり調理が難しくなっていた。

 名物として近くの町温泉施設・弥山荘の利用客の増加にもつなげようと、復活にこぎ着けたのは大田市三瓶町出身で食生活アドバイザーの資格を持つ小丸(こまる)郁美さん(56)と、京都市出身の梅原梨(れい)さん(35)。7月から調理方法や盛り付けなどを教わり、9月末には試食会も開いた。

 他の献立は、大豆を絞ったものを鶏肉に見立てた煮物、昆布の揚げ物、ピーナツ豆腐、地元産ズイキの酢の物、ゼンマイの煮物など。

 小丸さんは「食べた人に喜んでもらいたい」とし、梅原さんは「よりいいものにしていきたい」と話した。吉村住職は「受け継がれることは大切なこと。調理方法などを応用してほしい」と期待した。

 精進料理が味わえる体験コースの当面の日程は、26日と11月20、24日。問い合わせは同町観光協会、電話0855(74)2345。

2019年10月17日 無断転載禁止