県高校秋季大会出場 隠岐野球部「助っ人」得て9人で挑む

野球部員のアドバイスを受け、打撃練習に取り組む佐々木皓生さん(中央)
 離島の高校として選抜高校野球大会に出場し、注目を集めた県立隠岐高校(島根県隠岐の島町有木)野球部が、13日に開幕する県高校秋季大会にぎりぎりの9人で出場する。かつての甲子園出場校も少子化や野球離れで部員数が減少。部外から「助っ人」を得て、参加する。部員たちは「単独チームで出場できる喜びに感謝したい」と勝利を誓う。

 野球部は1989年の創部で、2003年に21世紀枠でセンバツ出場を果たした。

 部員数は最大で40人を超えたが、少子化に加え、島外の学校に進学し、野球を続ける生徒が増えて年々減少。3年生が抜けた新チームは8人に減った。

 渡部謙監督(31)は連合チームでの出場を探ったが、部員が「隠岐島の代表として単独で出たい」と望み、部外の応援を得て出場する道を選んだ。

 隠岐の島町内では今年、県中学校野球大会地区予選で、西郷と西郷南が合同チームでの出場を余儀なくされ、少年野球でも1チームが休部。それだけに03年の選抜大会に出場したOBの平田稔さん(33)は「ひとまずほっとした」と喜ぶ。

 助っ人で出場するのが、空手道場に通う2年の佐々木皓生さん(16)。野球経験はなく、最初は断ったが、同級生の「最後の秋の大会に出場させてほしい」との熱意に背中を押された。8月初旬から練習に参加し、他の部員と同じメニューをこなす。

 「初めて変化球を見た」という練習試合は3三振と振るわなかったが、外野守備は無難にこなした。「死球でも何でもいいから出塁して勝利に貢献したい」と意気盛んだ。

 チームは13日の1回戦で松江農林と対戦する。斎藤旭主将(16)は「未経験者を無理やり野球に引き込んで申し訳ない。目標の3回戦進出に向けて全力で戦う」と強調した。

 秋季大会ではこのほか、江津工や邇摩が野球経験者の協力を得て参加する。

2019年9月12日 無断転載禁止

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