松江シティ 2位FC今治とドロー

【第18節・松江シティFC-FC今治】前半14分、ヘディングシュートを決めて先制する松江シティFCのFW吉井佑将(手前右から2人目)=松江市営陸上競技場
 日本フットボールリーグ(JFL)は25日、第18節6試合があり、最下位の松江シティFCはホームの松江市営陸上競技場で2位のFC今治と1-1で引き分けた。通算2勝7分け9敗の勝ち点13。24日に敗れた流通経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城)を勝ち点で上回り、順位を一つ上げて15位とした。

 松江シティは前半14分、ショートコーナーからのクロスボールをFW吉井佑将が頭で合わせて先制。同33分に追い付かれ、その後も押し込まれる場面が目立ったが、体を張って守りきった。

 松江シティの第19節は9月1日、アウェーの三重県東員町の町スポーツ公園陸上競技場で8位のヴィアティン三重と対戦する。

 攻守でさらなる成長期待

 2位のFC今治からもぎ取った勝ち点1以上に、攻守で期待の持てる内容だった。初先発の吉井佑将が初ゴールを挙げ、競争が激しいFW陣の中で存在感を発揮。守備は体を投げ出してシュートをブロックするなど戦う姿勢を前面に出した。

 エースのFW酒井達磨をけがで欠く中、奮起が求められるFW陣。吉井は前線でボールを収めて味方が上がる時間をつくったり、サイドに流れたりと攻撃の起点にもなった。加入前に負ったけがは癒えたが、再発を恐れるあまり思うようなプレーができず苦しんだだけに「点が取れて良かった」と安堵(あんど)した。

 3バックを採用した守備は、球際で強く当たり、スライディングでシュートを止めるなど、これまでにない粘り強さを見せた。

 要因になったのは、中断期間に補強した加藤秀典、下村尚文の両センターバックの存在。田平謙主将が「2人に刺激を受けて意識が高まった」と話すように、練習から体を張るプレーを背中で伝える姿勢が伝わった。

 降格圏内から抜け出せずにいる松江シティだが、FC今治の小野剛監督はハードワークを挙げ「力を反映している順位ではない」と評した。この日のような戦いを続ければ、上が見えてくるはずだ。

2019年8月26日 無断転載禁止