ロシアの船舶型原発が稼働へ 年内発電も、安全性に懸念

 ロシア北部ムルマンスク港をタグボートにえい航されて出港する船舶型原発「アカデミク・ロモノソフ」=23日(共同) 出港を待つ船舶型原発「アカデミク・ロモノソフ」=23日、ロシア北部ムルマンスク(共同)

 【ムルマンスク共同】ロシアが開発した洋上に浮かび発電する船舶型原発「アカデミク・ロモノソフ」が23日、ロシア北部ムルマンスク港を出港した。9月下旬に同国北部チュコト自治管区ペベク港に到着し、年末にも港に係留した状態で地元向けの電力・熱供給を始める予定。産業用の船舶型原発の開発、稼働は世界で初めてで、安全性に懸念も出ている。

 国営原子力企業ロスアトムは、利点として可動性の高さを挙げている。島しょ国などに輸出する展望を描いており、東南アジアやアフリカに関心を示す国があるという。

 長さ144m、幅30mの平底船の上に小型原子炉2基が設置されている。

共同通信社 2019年8月23日 無断転載禁止