長崎原爆74年、平和宣言 核廃絶へ、市民連帯促す

 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で放たれたハト=9日午前、長崎市の平和公園 平和宣言を読み上げる長崎市の田上富久市長=9日午前、長崎市の平和公園

 長崎は9日、被爆から74年を迎え、長崎市松山町の平和公園で令和最初の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。田上富久市長は平和宣言で「核兵器を巡る世界情勢はとても危険な状況」と懸念を示し、核廃絶に向け「声を上げよう」と市民社会に連帯を促した。さらに「日本は核兵器禁止条約に背を向けている」と述べ、広島市の松井一実市長が6日に訴えたのと同様、日本政府に同条約への署名、批准を求めた。

 市民ら約5200人が参列し、原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうをささげた。続く平和宣言で田上氏は冒頭、17歳の時に長崎で被爆した山口カズ子さん(91)の詩を紹介した。

共同通信社 2019年8月9日 無断転載禁止