日本は核禁止条約の支持を マレーシア首相、日韓対話促す

 単独会見に応じるマレーシアのマハティール首相=7日午前、福岡市 2017年3月、ニューヨークの国連本部で開かれた「核兵器禁止条約」交渉の日本政府代表の席。空席となり折り鶴が置かれていた(共同)

 マレーシアのマハティール首相(94)は7日、訪問先の福岡市内で共同通信と単独会見し「日本は核兵器で苦しんだ世界で唯一の国だ」と述べ、被爆国として核兵器禁止条約を支持し、核兵器廃絶に向けて国際社会に強く働き掛けるべきだとの考えを示した。

 かつて20年以上マレーシアの首相を務め「アジアの重鎮」として世界情勢を俯瞰し続けたマハティール氏が、世界平和を推進するための日本の役割に期待を寄せた。

 元徴用工問題などで悪化する日韓関係を巡っては「過去ばかりに目を向けていると関係は常に悪いままだ」と指摘。日韓両国に「対立せず話し合って解決すれば良い」と促した。

共同通信社 2019年8月7日 無断転載禁止