低アレルゲン「しまね夢こむぎ」 うどん試食 舌鼓 益田

「しまね夢こむぎ」を使ったうどんを味わう来場者
 大人の小麦アレルギーを軽減しようと、島根大の教授たちが共同開発中の「しまね夢こむぎ」を使ったうどんの試食会がこのほど、益田市内であり、関係者や地元住民ら約30人が、味わいながら活用策を考えた。

 「しまね夢こむぎ」は、島根大医学部皮膚科学講座の森田栄伸教授(皮膚科学)、龍谷大農学部の遠藤隆教授(植物遺伝学)、広島大病院薬剤部の松尾裕彰教授が共同開発中で、益田市民も協力し、栽培している。小麦の主要アレルゲンで、大人に重篤な症状を発生させる「ω(オメガ)5グリアジン」をなくしたことで、アレルギー症状が出にくいと考えられるという。

 試食会では、豊田地区食生活改善推進員のメンバーが、「しまね夢こむぎ」を使ったうどんを提供した。少し茶色がかっており、香りが高いのが特徴で、住民たちが、竹の器に入った冷たい麺に舌鼓を打った。

 試食会後は、同講座の河野邦江特別協力研究員が、成人における小麦アレルギーの有病率が0・21人との現状を伝え、県立大看護栄養学部の籠橋有紀子准教授(食品機能学)は、しまね夢こむぎの活用策について「うどんは香りが強く、個性が強いと思う。他の麺類やクッキーでも新しい食感になると思う」と提唱した。

2019年7月25日 無断転載禁止

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