華やかに田植えばやし 保存会 五穀豊穣願い込め

田植えばやしを披露する保存会のメンバーたち
 川本町三原地区に伝わる「小笠原近重流三原田植えばやし」がこのほど、同町南佐木の旧三原小学校体育館であり、はやし手が息の合ったばちさばきと踊り、早乙女が田植え歌を披露し、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 三原田植えばやしは約430年前、同地区に丸山城を築いた小笠原氏が広めたとされる。地元有志でつくる保存会が、1980年から毎年披露している。

 今年も、地元を中心に4歳から高校生までのメンバー約30人が、5月から練習を重ねてきた。

 あいにくの雨のため体育館での披露となったが、調子を取る采振(ざいふ)りと早乙女が田植え歌を響かせ、はやし手が大太鼓や小太鼓などをたたきながら華やかに踊り、約80人が拍手を送った。

 小学5年生の時から太鼓を受け持つ明誠高校2年の小西拡汰さん(16)は「若者が地元で減っているので、自分たちが受け継ぎ、後輩に伝えていきたい」と決意を述べ、保存会の野口捨雄会長(79)は「少子化の影響で厳しいが、世代交代を進めて何とか今後も続けたい」と話した。

2019年7月24日 無断転載禁止

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