演奏で知るベートーベン 益田グラントワ 広響首席奏者が講座

ベートーベンのバイオリンソナタを披露する蔵川瑠美さん(中央奥)と小蔦寛二さん
 クラシック音楽の入門講座「グラントワアートサロン」が13日、益田市有明町の県芸術文化センター・グラントワであった。広島交響楽団(広響、広島市)のコンサートミストレス(首席奏者)を務める蔵川瑠美さん(32)が、交響曲の革命児・ベートーベンの生い立ちや人となり、作品について、バイオリンの生演奏を交えて紹介した。

 サロンは多様な分野の芸術に触れる機会を提供しようと、いわみ芸術劇場や県などが2018年度から始めた。これまでバレエや合唱などを取り上げており、5回目となる今回は、28日にグラントワである広響島根定期演奏会に先立ちクラシック音楽をテーマとした。

 蔵川さんは、東京芸大の同級生で28日も共演するピアニストの小蔦(こづた)寛二さん(32)とステージに立ち、ベートーベンのバイオリンソナタ第5番「春」やピアノソナタ第14番「幻想曲風ソナタ」など5曲を演奏した。

 1770年にドイツのボンで生まれ、宮廷歌手の父からピアノを教わり、数々の挫折を味わいながらも交響曲第5番「運命」や交響曲第6番「田園」など不朽の名曲を生んだ生涯についても説明した。

 ベートーベンのピアノソナタを練習中という益田高校2年、宮本真璃さん(17)は「人間味あふれる生い立ちを知ることができた」と話した。

2019年7月16日 無断転載禁止

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