グルメから僧侶の生活まで フリーペーパーの魅力知って 浜田に専門店

イベントに合わせてフリーペーパーの専門店を開き、魅力を伝えている森恭子さん(左)と東善仁さん
 浜田市熱田町出身の森恭子さん(41)と、夫の東善仁さん(43)が、同市内でフリーペーパーの専門店を開いている。書店が少ない浜田市内で、紙で伝える文化を大切にしたいと考え、イベントに出店する形で不定期に開設。全国各地で発行されているグルメや観光などの冊子のほか、僧侶の生活などを扱った多様なテーマの70種類以上を販売。個性豊かなフリーペーパーの魅力を広く伝えている。

 販売するフリーペーパーは夫婦で集めたり、発行元に郵送してもらったりしてそろえている。福島や長崎、大阪などの地域情報を扱う冊子はグルメや観光情報などが満載。寺院の僧侶の生活を特集する「フリースタイルな僧侶たち」は住職の妻に密着し、なれ初めや趣味などを、写真を多用して紹介している。他にも「暇つぶし」「同性婚」といったテーマを特化した冊子を並べる。

 中には、縄文時代の生活や土器を専門に紹介しているものもあり、森さんは「発行者が好きなものを取り上げたり、突き詰めたりして作っている。内容が充実していて面白い」と魅力を語る。

 子育て中の森さんと会社役員の東さんは神戸市在住で、「好きな浜田で地域貢献したい」との思いが募り、当初は浜田市内で書店を開くことも考えた。しかし、多額の準備資金がかかることから、東さんの知人でフリーペーパー専門店「只(ただ)本屋」(京都市)を運営する山田毅代表(37)に相談し、のれん分けをしてもらった。

 2人は「編集者が好きなことを取り上げているフリーペーパーならではの魅力を知ってもらいたい」と期待。27日には、浜田市牛市町の「coworking space enn(コワーキングスペース エン)」で開かれるイベントに出店予定で、今後は、地域住民の交流の場としての役割も目指す。

2019年7月12日 無断転載禁止

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