世事抄録 議会費用総額固定制度

 以前この欄に、日本の選挙は1人1票しか与えられていないので、できれば1人10票くらい欲しい、という趣旨を書いた。

 今回は議会制度そのものに関することについて、さらに大胆な提案をしてみたい。

 よく議員定数は少ない方がいい、という考え方を目にするが、本当にそうなのだろうか。

 議員が少ない方がいいという理由の代表的なものは、議員が多くなると議員報酬が多額になる、ということのようだ。議員報酬をはじめとして議会運営費は全て税金で賄われるのだから、その理由はまったく正しいと私も思う。

 しかしだからと言って議員数が少なくなると、住民・国民の意見をきめ細かく議会を通じて行政に届けにくくなるという心配が出てくる。つまりはお金のために議会本来の機能を犠牲にするということにつながり、これは民主主義の根幹に関わる重大な問題だ。

 そこで提案だが、問題が議会費総額だとすれば、現在の議会費総額(またはそれをいくらかカットした金額)を将来にわたって固定し、議員定数にかかわらず、その金額の中で(報酬も含め)運営する、という制度にはできないものなのか。

 定数は議員同士の話し合いや第三者機関などで決める。これなら国政の「1票の格差」の解消もとても簡単かつ素早く行うことができる。皆さんはどう思われますかな。

 (島根県津和野町・柊)

2019年7月11日 無断転載禁止