スサマジ記念試合中止 資金、目玉選手集まらず 7月6日松江で予定

 バスケットボール男子Bリーグの島根スサノオマジックが球団創設10周年を記念し、OB選手を招いて7月6日に松江市内で予定した記念試合が開けなくなった。必要な資金としてクラウドファンディング(CF)で募った1200万円に対し、期限の21日までに274万6千円しか集まらなかったため。球団の中村律社長(50)は「金額設定と開催時期に問題があった」と話した。

 試合は往年の人気選手らが集まる場をつくり、チームへの関心を高めるとともにファン拡大、集客につなげたいと企画。開催に600万円、残り600万円を来季1部(B1)で戦う強化資金に充てようと、インターネット経由で調達するCFで寄付を募った。

 ただ、観戦には最低でも2階自由席が1人5千円、1階スタンド席は1人1万円、2人で1万5千円が必要。レギュラーシーズンは1、2階自由席の前売り券が2千円から買える点を考えれば高めの設定だった。

 肝心の出場選手や内容の多くが未定だったのも要因だった。OBに参加を呼び掛けたが「来季の所属が決まっておらず、7月の予定が分からない」と断られるケースも多く、「目玉」の選手を発表できなかった。

 松江市美保関町七類の会社員、善波孝人さん(44)は「昔いた選手に会えるのが売りなのに魅力を感じない。この金額ではコアなファンしか寄付しない。企画自体は面白かっただけに残念」と指摘した。

 期待していたファンも多くいただけに、中村社長は「反省し、どのような形がいいかを検討し、来季再チャレンジしたい」と、OBを招いたイベントにあらためて意欲を示した。

2019年6月23日 無断転載禁止