森鴎外 貴重な肖像写真 津和野記念館 全集掲載23点展示

森鴎外全集に使われた肖像写真などの展示品
 津和野町出身の文豪・森鴎外の小説や日記をまとめた「森鴎外全集」に掲載された本人の肖像写真など写真23点を集めた特別展が、同町町田の森鴎外記念館で開かれており、来場者の関心を集めている。30日までで月曜日は休館。

 森鴎外全集は、鴎外の没後、出版社や鴎外ゆかりの人物が1923年に初めて刊行し、平成初期までに4回、加筆・修正された。最新の全集は全38巻で、鴎外が残した文学作品や手紙の内容が収録されている。

 会場には、陸軍省時代のりりしい姿や自宅前で家族5人と並ぶ様子、慶応大で創設者の福沢諭吉らと納まるなどした貴重な肖像写真を展示。小説「舞姫」の直筆原稿や鴎外がミミズクの絵を描いた陶器の写真のほか、島崎藤村や芥川龍之介といった作家仲間が寄せたコラムもある。

 本の天部分に金箔(きんぱく)を貼付する「天金」が施された全集の現物も、併せて展示している。

 同館の大山優子主任主事(41)は「珍しい写真も多いので、文学作品などとは違った切り口で鴎外に親しんでもらいたい」と話した。

2019年6月21日 無断転載禁止

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