静と動、際立つ二面性 益田で森英恵さんコレクション展 

一点一点個性が光る森英恵さんの作品を鑑賞する来場者
 吉賀町出身の世界的ファッションデザイナー・森英恵さんが手掛けたスーツやドレスを紹介するコレクション展「森英恵」が益田市有明町の県立石見美術館で開かれている。飾りや図案、色のコントラストなどの特徴から、作風を「静」と「動」の二つに分けて計10点を展示。来場者が見比べ、作風の二面性を楽しんでいる。7月7日まで。

 同美術館は、森英恵さんが手掛けたファッション作品を所蔵しており、今回は1980~2000年代の作品を紹介。「ベージュにりんごの花のドレス」(1998年)や「プリーツをあしらったウールのスーツ」(2001年)など独自の感性が光る作品を展示している。

 広田理紗主任学芸員(36)は「静」の作品を「プリーツを生かした飾りや網代編みがあしらわれ、布の凹凸による陰影が繊細」と解説。「動」の作品は「色のコントラストが強く、鶴や秋草、浮世絵といった図案が見る人に強い印象を与える」として、「森英恵というアーティストが持つ二つの顔を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 益田市愛栄町から訪れた青木茂さん(86)は「それぞれ奇抜で特徴があり、感心しながら鑑賞している」と話した。

 開館時間は午前10時~午後6時半。有料。毎週火曜日休館。

2019年6月16日 無断転載禁止

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