松江シティ 決定力欠き序盤未勝利 シュートの改善急務

練習でボールを奪い合う松江シティFCの選手。初勝利を手にしたい=松江市営補助競技場
 日本フットボールリーグ(JFL)は全日程の3分の1を終えた。初昇格の松江シティFCは4分け6敗と全16チームで唯一勝利がない。昨季から継続する攻撃的サッカーで好機をつくるも決定力を欠き、得点はわずか5。シュートの改善が急務だ。下位との対戦が多い折り返しまでの5試合で、浮上のきっかけをつかみたい。

 3月17日の開幕戦。3連覇中のHonda FC(静岡)に0-1から追い付き、引き分けた。高い位置でプレスをかけ、ボールを動かして主導権を握るサッカーで期待を抱かせるスタートだった。

 その後は一転、好機でシュートが甘いコースに飛んだり、枠を外れたりする試合が続いた。田中孝司監督は「思い切り蹴っているだけ。ゴールを決めるところのイメージが頭の中で描けていない」と話す。練習では意図が感じられず、精度を欠くシュートには、監督やメンバーの厳しい声が響く。

 寄せが速く、体を投げ出すJFLレベルの守備に慌てているのも要因だ。「これまでよりも一つ早いタイミングで打たないといけない」とチーム得点王(3点)のMF宮内寛斗。ただ、早く打つ意識が強過ぎる分、田平謙主将は「焦りにつながっているかもしれない」と分析する。

 上位チームと引き分け、何とか粘っている状態で前半戦は残り5試合。第12節で12位のラインメール青森、第13節で15位の流通経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城)、第14節で13位の奈良クラブと対戦。勝ち星を挙げるチャンスだが、勝てなければ離される可能性がある。

 実戦を強く意識し、お互いが注意しあって重圧のかかる環境で練習を続けており、結果が出れば勢いが生まれる可能性がある。「早く1勝できればチームの雰囲気が良くなる」と田平主将。巻き返しのためにも勝ち点を積み重ねたい。

2019年6月14日 無断転載禁止