入場券は拾ったごみ 大田・鳴り砂の琴ケ浜で夕暮れコンサート

琴ケ浜で2年前に開かれたコンサートで熱唱する出演者。国の天然記念物指定後は初開催となる
 踏むとキュッと砂浜が鳴る「鳴り砂」で知られる国指定天然記念物指定の琴ケ浜(島根県大田市仁摩町馬路)で15日午後5時から、「鳴り砂海岸夕暮れコンサート」がある。来場者が拾ったごみを入場券として扱い、環境美化に協力してもらうユニークな仕組み。昨年は台風で中止となっており、指定後初のコンサート開催に、関係者は「多くの人に足を運んでもらい、砂浜の魅力を知ってほしい」と期待を寄せている。

 コンサートは、地元の馬路地区の若手有志が琴ケ浜を守り、次世代に受け継ごうと、清掃活動に組み合わせた独自の企画として発案し、実行委員会を結成して2016年9月と17年9月に開いた。琴ケ浜は17年10月に国指定天然記念物に指定され、地元の機運は一層高まったが、3回目の予定だった18年は、台風の影響で中止となった。

 企画はこれまでと同様に、来場者にはコンサートに先立ち、午後4時から海岸周辺の清掃に協力してもらう。事前申し込みなどは不要で、拾ったごみが入場券代わりとなる。出演するのは「かぶりもんズ」など大田市を拠点に活動するバンドなど6団体・個人。きれいになったばかりの砂浜に設けたステージで、夕日をバックに歌声と演奏を聴衆に披露する。

 実行委の松井紀充運営委員長(36)は「国指定以降では初めてのコンサート開催となる。地元の宝の魅力をさらに発信する機会として、多くの方に参加いただいて実施できるよう、穏やかな天候になってほしい」と願う。雨天の場合は9月7日に延期する。

2019年6月13日 無断転載禁止

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