令和も疾走 隠岐の島「御霊会風流」

参道を勢いよく駆け上がる神馬と男衆=島根県隠岐の島町下西、玉若酢命神社
 隠岐島後三大祭りの一つの「御霊会風流(ごれえふりゅう)」が5日、島根県隠岐の島町下西の玉若酢命神社で営まれ、町内8地区の男衆と神馬が一体となって参道を駆け上がる「馬入れ神事」が勇壮に繰り広げられた。

 隠岐国の総社である玉若酢命神社に隠岐国の神々が馬に乗って集まったことに由来する祭礼で、島根県の無形民俗文化財に指定されている。

 馬付と呼ばれる裃(かみしも)姿の男衆に引かれた神馬8頭が参道前の大鳥居に集まり、家族連れで埋まった拝殿前まで続く約100メートルの坂道を、土煙を巻き上げながら一気に疾走した。

 途中の随神門をくぐり抜け、石段を猛スピードで駆け抜ける様子に、観客が圧倒されるように見入った。脇にそれた神馬が目の前をかすめるようにして走る場面もあった。

 福岡市からIターンし、初めて見たという同町中町の高木義克さん(69)は「馬の目が血走っているところまで見え、迫力があった」と喜んでいた。

2019年6月6日 無断転載禁止

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