名園眺め新茶堪能 来場者「ぜいたくな気分」 津和野・旧堀氏庭園

庭園で新茶を楽しむ参加者
 津和野町邑輝の国名勝・旧堀氏庭園で2日、町内産の新茶を楽しむ催しがあり、来場者が庭園を眺めながら香り高いお茶を堪能した。

 同町直地の製茶業・秀翠園で摘まれた茶葉を使い、煎茶道三癸亭賣茶流(さんきていばいさりゅう)益田支部の4人がお茶を入れた。来場者は、同園の生産者田中懸志朗さん(31)に「津和野は寒暖差が大きいことに加え、養分が多く含まれる火山灰土で栽培するため特に上質な茶葉ができる」と教わりながら、甘味と渋味が溶け込んだお茶の味わいを楽しんだ。

 会場では、庭園内にあるかまどで蒸したかしわ餅の販売もあった。同町邑輝から訪れた岩本和子さん(85)は「厳かな雰囲気のある庭園でおいしいお茶が飲めてぜいたくな気分になれた」と話した。

 同園は、江戸時代に銅山経営で栄えた堀氏の旧宅。催しは、15代の堀藤十郎が煎茶をたしなんでいたことにちなみ、旧堀氏庭園を守り活(い)かす会が毎年開いている。

2019年6月3日 無断転載禁止

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