島根県高校総体 男子サッカー 大社12年ぶりV

【サッカー男子決勝・大社-立正大淞南】1点を守り切って雪辱を果たし、喜びを分かち合う大社イレブン=島根県立サッカー場
 第57回島根県高校総合体育大会後期第2日は31日、県内各地で14競技があり、卓球男子団体は今春の全国選抜大会で3位だった出雲北陵が10連覇を果たした。女子は明誠が15連覇した。

 ソフトテニス個人で男子は永原遥太、津田知紀組、女子は松浦杏奈、永海知夏組が頂点に立ち、松江南が男女優勝した。フェンシング男子団体は安来が13連覇。剣道団体は男女ともに大社が制した。

 後期第3日は1日、サッカー、バレーボール、アーチェリーなど19競技がある。

過去2年の雪辱果たす

 ついに宿敵の壁を乗り越えた。ライバル同士の対決となったサッカー男子決勝は大社が1点を守り切り、逆転で敗れた過去2年の雪辱を果たした。「ずっと悔しい思いをしてきた。とにかくうれしい」。DF山中祥希主将が実感を込めた。

 大社はこの2年間、県総体と選手権予選の決勝で強豪・立正大淞南に苦杯をなめ続けた。うち3度は1-0からの逆転負け。1年時から出場する3年のMF伊藤悠星や山中らは「今年こそは勝つ」と強い思いで挑んだ。

 「ラインを高く保ち、オフサイドを奪う」。ディフェンス裏にパスを出す相手に対し、統制の取れた守りで攻撃の芽を摘んだ。

 主導権を握ると前半31分、コーナーキックのこぼれ球をFW長藤光希が押し込んだ。昨年はスタンドから見守った2年生。「先輩たちを勝たせたかった」という思いを込めた先制ゴールだった。

 イレブンは後半終了間際に追い付かれた昨年の苦い経験を思い返していた。「0-0の気持ちで」(山中)と足が止まり始めた後半もボールに粘り強く絡み、最後までゴールを割らせなかった。

 2年間流し続けた悔し涙が、うれし涙に変わった。

2019年6月2日 無断転載禁止