世界陸上マラソン代表 鳥取中央育英高出 二岡 記者会見で抱負

世界選手権の男子マラソン代表に決まり、記者会見で意気込みを見せる二岡康平=広島市中区、中電工平和大通りビル
 陸上の世界選手権(9~10月・ドーハ)の男子マラソン代表に選ばれた鳥取県伯耆町大殿出身の二岡康平(25)=中電工、鳥取中央育英高出=が29日、広島市内で記者会見し「8位入賞を目指して頑張りたい」と抱負を語った。

 初めての日本代表について「光栄で素直にうれしいが、プレッシャーや責任感を感じている」とし、大舞台に向け「結果が求められる。思い出づくりだけにはしたくない」と決意をにじませた。

 今年2月の別府大分毎日マラソンで自己新の2時間9分15秒を記録し、日本人トップの4位でゴール。9月15日の2020年東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(MGC)の出場権を獲得したが、世界選手権と日程が近く、悩んだ末に世界選手権への出場を選んだ。

 「東京五輪への特別な思いはあったが、純粋に世界の舞台で挑戦したいと思った。今、世界を経験することで今後の競技人生の視野が広がるかなとも思う」と胸の内を明かした。

 10月5日にある世界選手権の男子マラソンは気温を考慮して深夜にスタート。アフリカ勢を中心に高速レースも予想される。「時差調整を含めたコンディショニングに取り組み、本番に臨む。タイムではなく順位にこだわる。メダルもどん欲に狙いたい」と力を込めた。

 MGC後の国内大会で2時間5分49秒の設定記録をクリアすれば見えてくる東京五輪代表の3枠目についても「可能性が少しでもある限り狙っていきたい」と意欲を示した。

 バスケットボール部だった岸本中で駅伝大会に出場したのをきっかけに、鳥取中央育英高に進んで本格的に陸上を始めた。駒沢大4年時の16年箱根駅伝では9区で区間2位の成績を残した。「鳥取県は陸上を始めた地であり、原点。県民に元気を届けられるように頑張りたい」と故郷への恩返しを誓った。

2019年5月30日 無断転載禁止