かぐわしき大輪の花火 桜の塩漬け 雲南・木次

塩漬けした桜の花を干す「木の花工房」の会員=雲南市木次町里方
 桜茶や桜ご飯などに使う桜の塩漬け作りが、島根県雲南市木次町で行われている。陰干しの作業場には、花が大輪の花火のように並び、かぐわしい香りに包まれている。

 雲南市の花の桜を生かした商品開発に取り組む住民グループ「木(こ)の花工房」(吾郷康子代表)が、市内に咲く八重桜「関山(かんざん)」を使い、10年ほど前から製造している。

 4月下旬に摘んだ約80キロの桜の花を水洗いし、塩と梅酢で2週間漬け込んだ。11日から同市木次町里方の作業場で、花の水分を飛ばすための陰干し作業を開始。14日は会員9人が、たるから出した花を一つずつほぐし、形を整えてざるやシートの上に並べた。

 陰干し作業は20日ごろまで行う予定で、瓶詰めにして6月から出荷。同市内のワイナリーや道の駅、東京都のにほんばし島根館などで販売する。

 会員の井谷安江さん(70)=雲南市木次町新市=は「ほぼ全ての工程を手作業で行っている。お茶や料理で楽しんでほしい」と話した。

2019年5月16日 無断転載禁止

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