新聞教材に中高生 情報活用能力養う 松江、私塾「尚風館」

新聞を読み、気になる記事を切り抜く塾生たち
 ごうぎん島根文化振興財団の私塾「尚風館(しょうふうかん)」で11日、新聞を教材に「情報活用能力」を養う講義があった。同塾2期生の中高校生6人が松江市殿町の松江歴史館で、情報との付き合い方や新聞の読み方を学んだ。

 塾は青少年を対象に次代を担う人材育成を目指し2012年に開校。現在、1~3期生41人が古典や礼儀作法、郷土など幅広く学ぶ。社会に目を向け、情報を正しく使う力を磨こうと、今回初めて新聞を教材に取り入れた。

 最初に校長の有馬毅一郎島根大名誉教授(81)の講話があり、「私たちは大量の情報に囲まれて暮らしている。必要な情報を集め、整理し、発信する力を身につけよう」と呼び掛けた。

 山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当(45)は、ひと目で記事の価値が分かるレイアウトや記事の内容を凝縮した「見出し」など新聞の特長と読み方のこつを紹介。塾生は実際に新聞に目を通し、気になる記事を選んでコメントするスクラップ体験をした。

 鳥取城北高校1年の伊与森あかりさん(15)は「情報はインターネットで得ればいいと思っていたが、新聞をめくったら興味のないニュースも目に入り、関心がわいた」と話した。

2019年5月14日 無断転載禁止

こども新聞