「島根の美術室」展示作品 来館者に解説 石見美術館

上野小麻里専門学芸員(右)の説明を聞きながら作品を鑑賞する来場者
 県立石見美術館(島根県益田市有明町)で開催中の企画展「・(てん)と-(せん)、いろ、かたち 島根の美術室」(山陰中央新報社など主催)のギャラリートークが27日、同館であった。展示の原点となった県立美術館(松江市袖師町)のコレクション企画展「みんなの美術室」展(2018年1~2月)を担当した同館の上野小麻里(さおり)専門学芸員(47)が、来館者20人を前に展示作品を解説した。

 点と線、形、視点、陰影、色彩といった美術作品を構成する要素を手がかりに多面的な鑑賞方法を紹介する今回の企画展では、絵画や彫刻など展示85点のうち、62点が県立美術館の所蔵品となっている。

 上野さんは、線を描いた銅版画や、点を描いた木版画の前で「点は空間内での位置を示し、線は方向と長さを持つ」と説明。黒い背景に白い杯が描かれているようにも、白い背景に2人の横顔が向かい合わせで描かれているようにも見える、目の錯覚を利用した絵画を例示し、画面の主役となる「図」と、その背景になる部分「地(じ)」についても紹介した。

 家族と訪れた松江市立鹿島東小学校6年、佐野葉月さん(11)は「説明は分かりやすく、これまでと異なる作品の見方を学ぶことができた」と話した。

 会期は6月24日まで。開館時間は午前10時~午後6時半(入館午後6時まで)。毎週火曜日休館だが、大型連休中は無休。有料。

2019年4月28日 無断転載禁止

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