身清め火おこし 若者ら悪戦苦闘 鳥取・賀露「もみ火神事」

ウツギの枝を回してヒノキの板の穴にこすりつける若者
 200年以上前から伝わる「もみ火神事」が20日、鳥取市賀露町北1丁目の賀露神社であった。10代後半の男子7人が、両手のひらに挟んだウツギの枝を回してヒノキの板の穴にこすりつけ、火おこしに挑んだ。

 参加して一人前の大人と認められる漁師町・賀露の通過儀礼。かつては20歳だけで担ったが、若者が減った現在は年齢の幅を広げており、今回は高校2~3年生と今春高校を卒業したばかりの7人が担った。

 ふんどし姿でおはらいを受け、近くの賀露港の海で身を清め、交代しながら火おこしに挑んだ。煙が上がるところまでは何度もいったが、なかなか発火せず2度中断し、海で身を清めてやり直した。開始1時間後に火が付くと「おーっ」と歓声が上がった。

 初めて参加した鳥取城北高校3年の土肥暖季さん(17)は「ほんとに付くんだと思った。男になった気がする」と話した。

 火は29日の神社春季例祭の常夜灯に使われる。

2019年4月21日 無断転載禁止

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