世界最大の板ワカメ作りに挑む 岩美の有志らフェス開催へ

板ワカメを割ってまぶしたご飯。山陰両県では、おやつやおつまみとしても好まれている
 天然ワカメの産地・鳥取県岩美町網代で、Iターンや町出身の若者、地元漁業関係者など有志が28日、「世界最大」と銘打ち、畳2畳程度の巨大な板ワカメ作りに挑む。山陰両県特産の板ワカメの魅力を発信しようと企画。地元の浜公園を会場に「ワカメフェス」として多彩な催しで盛り上げる。

 有志のワカメフェス実行委員会(会長・清水博網代地区自治会長)によると、ワカメを干して板状に整えた板ワカメはそのままおやつやおつまみとして食べられ、両県民にはなじみ深いが、特産品との認識は薄い。両県外では知られておらず、渡すと、みそ汁に入れられることもあるという。

 2016年に町地域おこし協力隊員として奈良県から移住し任期後も未利用水産資源の活用に取り組む則定希さん(33)が、山陰両県特産ながら生産者が減った板ワカメに光を当てようと構想。町出身で鳥取市在住の会社員、岸浩之さん(37)が、県外者が驚く板ワカメの大きさという特徴を生かし、巨大板ワカメ作りを思いついた。

 巨大板ワカメ作りは当日午前7時ごろから9時ごろにかけ、洗って絞り、簾(す)に並べる。飛び入り参加も歓迎する。天日で干して午後1時ごろ完成する予定だ。

 ワカメフェスは午前10時~午後3時に開催。板ワカメ作り体験やワカメしゃぶしゃぶの振る舞いなどワカメ尽くしの催しがある。

 則定さんは「生産者を増やすのは難しいが、魅力を知ってもらうことも技術継承につながる」とし、岸さんは「板ワカメは磨けば光る原石。山陰の名物になり得る」と期待。両県の他産地とも連携し板ワカメの情報発信を強めたい考えだ。

2019年4月20日 無断転載禁止

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