八雲塗の変遷たどる 19日から松江歴史館

19日の開幕に備えて、展示作業をする専門業者=松江市殿町、松江歴史館
 松江が誇る工芸文化の一つ「八雲塗」の変遷をたどる企画展「八雲塗-暮らしを飾る松江の漆器-」が19日、松江市殿町の松江歴史館で開幕する。創始者として知られる松江藩の籠塗り職人・坂田平一などの作品約80点を展示。15日は開幕を控え、関係者が作品の展示作業を行った。

 同展は、松江歴史館が草創期の坂田平一作の漆器から昭和までの作品を通して、その移り変わりを楽しんでもらおうと企画した。

 約130年前に始まった八雲塗は、色鮮やかな漆絵の上に透き通ったあめ色の漆を塗り重ね、絵を研ぎ出して磨くのが特徴。唐物漆器を参考にした文様や、人物や風景画などを描いている。

 会場では「八雲塗」と名付けられる前の作品「花鳥図脚付盆(かちょうずあしつきぼん)」(横48センチ、縦48センチ)をはじめ、明治時代後期に開発されたレーキ顔料で鮮やかな色を出した「花鳥図重箱(かちょうずじゅうばこ)」(高さ47.5センチ、幅28.5センチ)や、展示作品では最大の「桐鳳凰図衝立(きりほうおうずついたて)」(高さ118センチ、幅71センチ)などを展示する。

 15日は専門業者や同館のスタッフが作品の配置決めや、解説ボードの設置などに携わった。

 同展は6月9日まで。開幕の19日は午前9時にオープニングセレモニーがあった後、学芸員によるギャラリートークで作品を紹介する。

 開館時間は午前8時半から午後6時半まで(受け付けは午後6時まで)。料金は大人500円。小中学生250円。

2019年4月16日 無断転載禁止

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