地域の畜産担って JA、矢上高に繁殖牛贈呈

繁殖和牛のみつひら号を譲り受ける古居晃校長(右から2人目)
 JA島根おおち地区本部(邑南町下田所)がこのほど、矢上高校(同町矢上)に繁殖和牛1頭を贈った。同校産業技術科で和牛の飼育を学ぶ生徒たちに、地域の畜産を担う人材に育ってほしいとの願いを込めた。生徒たちは畜産技術を高め、全国規模の和牛品評会で上位進出を目指す。

 同本部が贈ったのは、血統が優れ、今年10月に出産を予定する4歳の黒毛和牛「みつひら号」(体重約480キロ)。同校農場(同町中野)であった贈呈式で、古居晃校長に和牛を贈った日高光弘本部長は「管内では農業人口減少と担い手不足が顕著で、高校との産学連携は大きなテーマだった」と経緯を説明した。

 今回の寄贈を受け、同本部、同校、邑南町、県西部農林振興センターは、石見和牛のブランド化などで連携するプロジェクトを開始する。贈呈式前には、町役場(同町矢上)で4者の代表者が覚書に調印した。

 同校は、2022年に鹿児島県である全国和牛能力共進会(全共)の「高校および農業大学校の部」(生後14~20カ月未満)出場に向け、産まれてくる子牛の飼育などを通じて技術を磨く予定。産業技術科2年の寺本進太朗さん(17)は「体つき、肉付き、毛並みがいい。無事に子牛を産ませたい」と話した。

2019年3月27日 無断転載禁止

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