原井小児童が職人から神楽面学ぶ

柿田兼志さん(右)から石見神楽面の特徴などを聞く児童たち
 子どもたちが県西部の伝統芸能・石見神楽で使われる面について学ぶ授業が1日、浜田市港町の原井小学校であった。柿田勝郎面工房(浜田市熱田町)2代目の柿田兼志さん(49)が講師を務め、3年生42人が神楽面の特徴や制作方法への理解を深めた。

 授業は、後世に残したい地域の文化財などについて学ぶ社会科の一環。柿田さんは、石州和紙製の神楽面の歴史について、明治時代までは木彫りの面が使われていたことや、神楽の担い手が氏子に移ってから、手軽に制作できる面が必要とされたことなどを説明した。

 続いて、児童たちは和紙を貼り合わせた粘土を壊して型を残す「脱活乾漆(だっかつかんしつ)」と呼ばれる技法を体験。一人ずつ、面の内側の粘土を木槌(きづち)でたたき壊し、制作工程への理解を深めた。吉田心菜さん(9)は「石見神楽は大好き。神楽面の作り方を体験できて、とても勉強になった」と目を輝かせていた。

2019年3月2日 無断転載禁止

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