松江シティ ユース設立 21年、雲南に トップチーム強化目指す

ユースチーム設立に向けて握手を交わす松江シティFCの吉岡健二郎会長(左)と速水雄一雲南市長=雲南市木次町里方、市役所
 日本フットボールリーグ(JFL)の松江シティFCが2021年4月、下部組織となる高校生年代のユースチーム(U18)を島根県雲南市内で設立する。選手は同市内の高校に進学し、市がグラウンドや寮などを整備する。Jリーグ参入に向けて松江市外からも支援してもらえるチームづくりと、下部組織からの一貫指導でトップチームの強化を目指すクラブ側と、中山間地域の振興につなげたい雲南市の思惑が合致した。

 ユースは主にプロを目指す生徒が所属。学校の部活動でないため、夏のインターハイや冬の全国選手権などには出場できず、サッカー協会主催の大会に出る。

 全県に活動の輪を広げたい松江シティは昨夏、高速道路のインターチェンジがあり、試合などで山陽や関西へのアクセスが良い雲南市に協力を求めた。

 同市内は小中学生のサッカー人口が増える一方、高校3校でサッカー部があるのは三刀屋のみ。市は競技を続けたい市内の生徒や、レベルの高い環境を求める市外からの生徒の受け皿になると考え、練習場所や寮、下宿先の確保などの調査費50万円を19年度一般会計当初予算案に計上する。

 クラブはユースの監督、コーチの人選を進め、20年夏に選手選考会を行う。希望者は通常の入学試験を受ける。1期生は21年4月入学者で、在籍する高校や人数は今後詰める。

 7日に松江シティの吉岡健二郎会長(72)が市役所を訪問。「トップチームに勢いがある今、人材を集めたい」と決意を示し、速水雄一市長は「高校の魅力向上にもつなげたい」と協力を伝えた。

 ユースはJ3ガイナーレ鳥取が米子松蔭高校と提携し、3学年で計34人が在籍。J1サンフレッチェ広島のユースの選手は広島県立吉田高校(安芸高田市)への進学が義務づけられている。松江シティは現在、松江市内の小学生のジュニア(U12)、松江、出雲両市の中学生のジュニアユース(U15)がある。

2019年2月8日 無断転載禁止