邑南・日貫小児童 卒業証書すき上げる 地元の山から材料調達

協力して卒業証書用の和紙を作る6年生の3人
 邑南町日貫の日貫小学校でこのほど、6年生3人が卒業証書用の和紙作りに挑戦した。地元の山で集めた材料を使い、校章の切り紙をすき込んだオリジナルの証書を作り上げた。

 原料になるミツマタ、コウゾ、ガンピ、サネカズラは、児童が山に入り、全てそろえた。

 児童たちは、材料を鍋で煮て、やわらかくした後、皮をはぐなどしてから、繊維がほぐれるまで木づちでたたいた。その後、紙料液をすき枠ですくい、水を切って厚さが均一になるよう調整。桜模様をした校章の切り紙を中央に入れた。

 すき上がった和紙(縦約30センチ、横約45センチ)は2~3週間の乾燥後、地元住民が揮毫(きごう)する。3月19日にある卒業式で、児童3人に手渡される。

 同校の全校児童は「山と生きる」をテーマに学習し、山の整備を進めることで安心安全なまちづくりにつなげようとしている。6年の山本勘介君(12)は「古里の山にある材料を使い、卒業証書ができるのでうれしい」と喜び、「大きくなってから卒業証書を見たら、日貫の山のことが思い出されるはず」と話した。

2019年2月6日 無断転載禁止

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