JR北海道幹部3人に無罪 検査数値改ざん、法人は罰金

 JR函館線大沼駅で脱線した貨物列車=2013年9月20日(運輸安全委員会提供)

 JR北海道で2013年に起きた貨物列車脱線事故で、現場社員が改ざんしたレール検査数値を虚偽と知りながら国に報告したとして、鉄道事業法違反罪などで在宅起訴された当時の本社幹部3人に、札幌簡裁は6日、いずれも無罪判決を言い渡した。両罰規定に基づき起訴され、現場社員による改ざんを認めた法人としての同社は求刑通り罰金100万円とした。

 結城真一郎裁判官は判決理由で「3人に改ざんの認識があったとするには合理的な疑いが残る」と指摘、事故直後の混乱の中、現場社員らから改ざんされた数値の報告を受けた状況を踏まえ「数値の変更を訂正と理解したとしても説明が可能」と述べた。

共同通信社 2019年2月6日 無断転載禁止