米、INF条約の破棄通告を発表 半年で失効、ロシアに改善要求

 1日、米首都ワシントンで記者会見するポンペオ国務長官(AP=共同) 報道陣などに公開されたロシアの新型ミサイル「9M729(NATOの呼称はSSC8)」=1月23日、モスクワ近郊(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は1日、ロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約について破棄通告を発表、2日から義務履行を停止すると明らかにした。「核兵器なき世界」に逆行する動きで、軍縮の行方には不透明感が漂っている。条約違反を巡る対立に加え、中国が条約に縛られずにミサイル開発を進めてきたとのトランプ政権の懸念が背景にある。

 条約は2日の正式通告の6カ月後に失効する。記者会見したポンペオ氏は、ロシアが条約違反によって「欧州や米国の人々を危険にさらした」と批判。「ロシアが根本的に態度を変えることを望む」と述べ、6カ月以内に違反を解消するよう要求した。

共同通信社 2019年2月2日 無断転載禁止