輝(き)らりキッズ 全国中学柔道 5位入賞

学校でも「礼」意識し行動

 体も心も鍛え 3年連続出場

  田中 のんさん(西郷中3年)

男子も相手に一生懸命稽古に励む田中のんさん=島根県隠岐の島町西町、西郷武道館
 島根県隠(お)岐(き)の島町に、柔道(じゅうどう)にかける女子中学生がいます。西(さい)郷(ごう)中学校(同町栄(さかえ)町)の3年生、田中のんさん(15)で、3年連続で全国中学校柔道大会(個(こ)人(じん)戦)に出場。広島市で昨年8月にあった本年度大会では63キロ級で5位となったつわもので、卒業後も柔道に打ち込(こ)める高校への進学を目指して日々稽(けい)古(こ)に励(はげ)んでいます。

 田中さんは、父親の公(こう)務(む)員(いん)、田中勤(つとむ)さん(46)が代表・監(かん)督(とく)を務(つと)める少年柔道クラブ「隠岐柔友(じゅうゆう)会(かい)」(部員数39人)で小学1年生の時に柔道を始めました。「父が自転車を買ってくれるというので入門しました。そのころは道場でも緊張(きんちょう)して訳(わけ)が分からないまま、ただやっているだけでした」と、笑顔で話すのんさんですが、中学生になり柔道への思いが変わりました。だんだんと勝てるようになって楽しくなったからです。

 1年時の全国中学大会は57キロ級に出場。「初戦敗(はい)退(たい)でした。残り3秒まで勝っていたのですが、油(ゆ)断(だん)して相手に投げられてしまいました。すごく悔(くや)しかったです」と田中さん。共に小1で入門し、全国中学大会にも2年連続出場の西郷中学校3年、藤(ふじ)田(た)拓(たく)夢(む)君(15)によると、「のんさんは人一倍負けん気が強い」そうで、その後は一(いっ)層(そう)、柔道に打ち込むようになりました。

輪になって今日の稽古を振り返る、田中のんさん(中央)ら中学生たち=島根県隠岐の島町西町、西郷武道館
 身長166センチの長い手足を生かした投げ技(わざ)「内(うち)股(また)」を得意技とするのんさんの目標は、インターハイ男子個人60キロ級3位入賞をしたことがある兄で会社員、田中廉(れん)平(ぺい)さん(20)を「こえて日本一になること」です。時々一(いっ)緒(しょ)に稽古をします。「いつも弱いと言われ、ほめられたことがない」そうですが、組み手「相(あい)四(よ)つ」などを丁(てい)寧(ねい)に教えてくれる優(やさ)しい一面もあるそうです。

 のんさんは取材した17日夜の稽古でも、隠岐柔友会の仲間たちと一生懸(けん)命(めい)に技術(ぎじゅつ)を磨(みが)き、体と心も鍛(きた)え合いました。「『礼』も学び、学校でも意(い)識(しき)をして行動しています。また部活動やクラブの稽古を通し、仲間と良い関係を築(きず)く大切さも勉強しました。友達も増(ふ)えました」と、満面の笑みを浮(う)かべながら話してくれました。

プロフィル
【好きな教科】体育
【好きな食べ物】甘(あま)いもの
【好きな色】黄色
【尊敬(そんけい)する人】兄(田中廉平さん)

2019年1月30日 無断転載禁止

こども新聞