原発被災病院の鈴木市郎院長死去 双葉病院、救出難航し患者ら死亡

 死去した鈴木市郎氏

 東京電力福島第1原発事故で、救出が難航した患者らが死亡した双葉病院(福島県大熊町)の院長、鈴木市郎(すずき・いちろう)氏が29日午前1時43分、肺炎のため相模原市の北里大病院で死去した。84歳。福島県浪江町出身。葬儀・告別式は2月11日午前11時半から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は妻京子(きょうこ)さん。

 原発事故後、病院と隣接する介護老人保健施設は孤立状態となって患者らの救出が遅れ、2011年3月中に約50人が死亡。この問題を巡り、東電旧経営陣3人が事故対策を怠ったなどとして業務上過失致死傷罪で強制起訴され、公判中。

共同通信社 2019年1月30日 無断転載禁止