監察委調査、全面やり直しへ 7割は「身内だけ」で聴取

 毎月勤労統計の不正問題を巡り、記者会見で質問に答える根本厚労相=29日午前、厚労省 厚労省が公表した聴取状況の資料。身内だけで調査したことを示す「事務のみ」が並ぶ=29日

 毎月勤労統計の不正問題で、厚生労働省は29日、外部有識者でつくる特別監察委員会の調査を全面的にやり直す方針を決めた。これまで部局長級、課長級計20人の聴取は外部委員が担当したと説明していたが、約半数の8人は身内の同省職員のみで実施したと訂正。前身の監察チームを含め、課長補佐級以下を合わせた対象37人のうち7割近い25人が身内のみの聴取で、抜本的な再調査が必要と判断した。

 厚労省が組織的隠蔽を否定する根拠としていた監察委調査の中立性が完全に失われた。

 29日午後には参院本会議が開かれ、安倍晋三首相と全閣僚が出席。統計不正問題が追及される見通しだ。

共同通信社 2019年1月29日 無断転載禁止