地図とのずれ、衛星情報で補正 地理院、自動運転トラブル防止へ

 みちびきの位置情報を利用する自動運転車=2017年(三菱電機提供)

 地球を覆うプレートの動きで変形し続ける日本列島の現状と、過去の一時期の姿で固定された地図とのずれが無視できなくなったとして、国土地理院は29日までに、人工衛星から得た現在の位置情報を補正し、地図上に正しく表示させるシステムの開発に乗り出した。高精度の衛星情報と地図を照合しながら走る自動運転車などのトラブルをなくすためで、2年後の実用化を目指す。

 位置情報は米国の衛星利用測位システム(GPS)に頼っていた。2018年に日本版GPSを担う衛星「みちびき」が本格稼働し、誤差は10メートル程度から最小で数センチに向上。自動運転での運送などへの利用が期待される。

共同通信社 2019年1月29日 無断転載禁止